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2016年度夏合宿


交通システム工学科2年 5037 K. K


1. はじめに

私たち日本大学理工学部鉄道研究会では、毎年度に23日の合宿を夏と春の2回実施している。合宿先は、この春新しく入部してきた一年生を含めた現役生のアンケート結果をもとに決定する。アンケートの結果、行先は「信州」に決まり、2016820日から822日の3日間で長野県を中心として今回の夏合宿を行った。


2. 1日目

 初日は小淵沢駅に12時に集合したのち、JR小海線の普通八ヶ岳高原列車に乗車、JR最高標高地点にある駅として有名な野辺山駅で途中下車した。野辺山駅散策後は、引き続き小諸へ向けて小海線に乗車する。小諸駅到着後はしなの鉄道へ乗り換えて長野駅まで移動、その後飲み会の会場となる店へと向かった。飲み会終了後は一時解散となり、湯田中駅で再度集合したのち今合宿の拠点となる旅館へチェックインした。今合宿では数年ぶりの大部屋での宿泊となり、いかにも合宿という雰囲気となった。



写真1 野辺山駅


3. 2日目

2日目は午前中を自由行動とし、夜間瀬駅にいる猫に会いに行く者や長野電鉄電車の撮影をする者など、各個人思い思いに楽しんだ。その後、11時に湯田中駅へ集合し、湯田中から長電長野まで特急列車1000系ゆけむり号の先頭車両の貸切を行い、元小田急ロマンスカーの展望席から長野の景色を満喫するという幸せな時間を過ごした。長電長野駅到着後は一時解散とし、15時に上田駅集合するまでの行程は自由とした。上田駅に集合し、上田電鉄に乗車、終点別所温泉駅では木造駅舎や保存されている旧型電車を見学した。見学後は日本三大車窓として知られる姨捨駅へと向かい善光寺平を一望した。姨捨駅到着は夕方であったため、夜景を楽しみたい者は長野電鉄最終電車に間に合う電車までの時間まで姨捨駅に残り、日本夜景遺産に認定されるほどの煌びやかな夜景を目に焼き付けた。



写真2 ゆけむり号先頭車両貸切



写真3 姨捨駅から望む善光寺平の夜景


4. 最終日

最終日は午後に松本城見学と蕎麦打ちの体験を催行する予定であったが、関東に台風上陸ということもあり、午前中の自由行動をもって解散となった。しかし、予想より早くに中央本線の運転見合わせ、飯田線も運転見合わせになり、関東への帰路の在来線は飯山線しか残されていないという状況になってしまった。そのため、新幹線で帰路についた部員も居たが、ほとんどの部員は飯山線経由で関東へ帰ることとなった。飯山線を越後川口駅まで乗り、上越線に乗り換えた。途中の十日町駅停車中に上越線水上〜沼田間の運転見合わせ情報が入ったが、水上駅到着寸前に奇跡的に運転見合わせが解除されたのである。その後、思い思いの経路で会員たちは帰路につき、2016年度の夏合宿は無事終了した。


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