
写真11 57号機
最後まで残った2次車であった。
(6)ゆうゆうサロン岡山塗装
JR西日本所有の123号機が客車に合わせた塗装であった。
(6)ユーロライナー塗装
JR東海所有の105、106、112号機がユーロライナー客車に合わせた塗装であった。
(7)トワイライト塗装
JR西日本所有の1124号機がトワイライトEXP.塗装にされた。
4. 現存するEF65
2016年8月現在、EF65が所属する機関区は「下関車両管理室(JR西)」「新鶴見機関区(JR貨物)」「田端運転所(JR東)」「高崎車両センター(JR東)」の4箇所である。1機1機違いはあるが、ここでは大まかに説明する。
下関に置かれたEF65は10機。そのうち、5機がATS-Pを積んでおり上郡以東での運用を可能としている。貫通扉上部の塗り分けを省略したタイプも所属している。
新鶴見にはJR貨物が所有する全てのEF65が配置されている。また、ブレーキ管減圧促進改造を受けた車両は赤プレートとなっている他、100km/hを超えて運転する車両ではない(運転記録装置を積んでいない)ため、原番に+1000した2000番台となっている。
+1000番台化された機関車のナンバープレートはエッチングに切り抜き文字を張り付けてある状態で、文字も金色が殆どである。
田端運転所に所属しているEF65は避雷器後ろにクーラーを取り付けてある。なお、貨物所属のEF65は助手席側にクーラーが積んである。定期旅客仕業が無くなった今、牽引するのは工事臨時列車ばかりとなった。
高崎車両センターに所属するEF65は501号機のみ。イベント列車で活躍する他、工事臨時列車を牽引している。2008年の全般検査の際に側面のJRマークが撤去され、より原型に近い塗装となった。
5. 晩年の岡山機関区所属時代を振り返る
2011年3月のダイヤ改正でEF65は岡山機関区から姿を消した。晩年は首都圏との機関車交換や転属で賑わいを見せた。
2008年4月から首都圏でATS-PFを搭載していない機関車は運用が出来なくなった。そこで、高崎に所属していた0番台と一部1000番台は先が長くないことから、岡山機関区の1000番台(1093,1127号機)とトレードされた。
2007〜2008年に高崎から岡山へ転属してきた機関車は以下の通り。
0番台: 57(茶)、108,115,118,119(大宮更新)
1000番台: 1009(大宮更新)、1038(国鉄)

写真12 転属してきた115号機
1009号機は1次車ながらもPS22B形パンタグラフを搭載していた。また、1038号機は切り抜きナンバーの国鉄色とあり原型度が高かった。
この頃、岡山に貸し出しという形で試験塗装の1059号機が所属していたが、すぐに新鶴見へと返却された。
そして、2009年にはJR貨物高崎機関区からEF65が完全撤退となった。高崎機関区に所属していたEF65は新鶴見、岡山へと移籍する。また、新鶴見からも岡山への転属が発生。ここで岡山機関区へと移籍した機関車は以下の通りである。
1036,1037,1040,1043(大宮更新)
1041,1077,1078,1079,1119,1121,1122(国鉄色)

写真13 3次車の1036号機
移籍してきた更新色は全てPS17形パンタグラフ搭載、国鉄色は切り抜き文字、原型プレート、赤プレート、青プレート装備車と種類が豊富であった。

写真14 1077号機
赤プレート装備車である。

写真15 1079号機
1077号機とはスノープロウや元空気ダメ管の有無で判別が容易である。

写真16 1119号機
原型ナンバープレート装備車。

写真17 1121号機
高崎の前の所属は下関であった。前面と側面のナンバープレートが交換されている。なお、1122号機は前面も側面も全て青ナンバーであった。
そして2011年、岡山機関区からEF65は姿を消す。0番台は全て廃車となり、1000番台の一部は新鶴見機関区へと転属した。
6. 終わりに
現在も少数ながらEF65は活躍を続けている。しかし、貨物列車の長大化、高速化によって牽引できる列車も限られており、オールラウンドに活躍できるEF210等の大量増備によって確実に数を減らしている。普段通勤通学等でEF65を目にする機会があればその雄姿を目に焼き付けてあげてほしい。
参考文献
『直流電気機関車EF65』(イカロス出版)2008年8月20日発行